2013年 10月 14日
130枚 |
木版画提出分130枚できたの図。
紙代300円ほど、カットは1回だけ。
墨のモノクロームの一回刷りで作業は思った以上に順調に終わった。
後は押印。
墨の一色刷りで、その一枚一枚のデリケートな違いに押されるように木版画を続けてきた。
墨の濃さも陰翳も一枚一枚が違う。
それがおもしろくて続けてきたところがあって、だから同じものを何十枚も刷るのは苦手と言う以上に苦痛だった。
今回130枚、同じに刷りながら技量のせいで中々そうは問屋が卸さなかった。
それでも久しぶりに沢山刷って思いの外に楽しかったのは、どうしても同じにならないそのことだった。
用紙は150枚ほど用意した。
提出の130枚の他にa.pが10枚ちょっとできた。
規格外だ。
この中にお気に入りの刷りの取って置きの一枚も入っている。
端から見たらなにが違う?と言われそうだけど。
偶然の産物、それを見極めて救い上げる目、木版画ではそれこそがものを言う。
同じに刷るのは刷り師さんに任せておけばいい。
これでいいのだ。
by NR-B12JA
| 2013-10-14 14:21