2013年 05月 16日
3日ぶり |
大阪市美術館で「日本篆刻展」と「ボストン美術館展」を見てきた。
前半篆刻展、実に判で押したように同じ印影が並ぶ。
技量稚拙なものまでが散見され、これが日本の篆刻の現状なのだと再確認しただけの、まあ徒労に近い1時間。
疲れた。
眼を洗おうと「ボストン展」へ。
こちらの展観は圧倒的。
日本にあれば国宝間違いなしの名品が並ぶ。
よくぞ、他国の混乱期に知らないと思って持って行きやがった。
展示の最後、曽我蕭白の圧巻「雲竜図」に気持ちよくノックアウトされて会場を出た。
わがデスクの上の薔薇は咲ききって散り始め、大坂市美隣接の天王寺公園の薔薇園では夏の初めの薔薇が咲き競う。
花は咲いて散るから美しい。
老いて死ぬことを知らないものは恥じらいも知らない。
ブリザーブドフラワーの如し。
さて、また制作。
by NR-B12JA
| 2013-05-16 10:12