2012年 12月 22日
クリスマス私抄 |
宗教への勧誘は布教と言うのかな。
地下鉄の出入口あたりなどに立って、通りかかる人たちにチラシを配ったりしています。
「心改めよ」なんて叫んで通る宣伝カー?いや、布教カーもあります。
遠い昔、2000年ぐらい前のエジプトのナザレの町の地下鉄の出入口あたりに立ってチラシを配っていたのがのちの世界宗教の教祖様イエス・キリストの若き日の姿です。
「悔い改めなければ地獄に落ちます」なんて言っていたかもしれない。
人を脅かして言うことを聞かせるのはある種の人間の常套手段です。
大寺院の境内に並ぶ露店を、神の場を汚すと言って叩き壊した若者です。
「怪しい」と、わたしなんかは思う。
大昔だからと言って怪しいものは怪しい。
子供のころから身近に聖書物語なんて本があり、美しい挿絵が入って子供にはおもしろい読み物でした。
同時に日本神話やアメリカ原住民の伝説、アジアやアフリカ、ヨーロッパの神話やおとぎ話の絵本もが身近にありました。
よく覚えているもの、タイトルさえ覚束ないもの、思えばその全てが今のわたしを作った。
「大草原の小さな家」の主人公一家はクリスマスに思い思いの贈り物を用意しました。
実際には貧農であったローラたちに用意できるものはごく限られています。
その中から彼女たちは役に立つ心のこもった贈り物を用意しようと奮闘します。
どんな信仰とも縁遠いわたしも、クリスマスが近づいてローラ一家の贈り物を思い出すとしみじみと暖かいものに包まれます。
by NR-B12JA
| 2012-12-22 17:32