2012年 12月 01日
「詩藻行潦」 |
志布志の海の、これはなのに残骸?
サンゴか砂岩か、なんでしょう?
キャンプ場もある広い公園の松林の先に穏やかな海が広がっていました。
沖をゆっくりと貨物船が行きかう。
背後の松林はなぜか白っぽくて、帰ってから写真を見たら白樺林のよう。
九州には赤松の林が多いのですが、志布志の松林は多分黒松でしたか。
「詩藻行潦」、なにか字典のようなものらしい。
以前「六書通」を買った古本屋さんで見つけた。
調べてみたら日本には木の活字というものがあったようだが、これは多分木版だろう。
見返しはなくてすぐに大きな文字で「北山先生著」とある。
普通ここに「先生」って書くだろうか。
序は「嗚呼北山先生真豪傑之士哉」で始まる。
北山先生亡き後に弟子たちが発行したのだろうか?
奥付に孫山本錫と門人三名の名前がある。
巻頭と末尾に計5つの印影があって、これがどれもいい。
作りは篆刻家のというよりは職人さんのという風ではあるけれども、よくできている。
今時の訳も分からん技術もないはんこ屋の作とは雲泥の差。
鈐もきれい。
活水堂ってなんでしょう。
調べてみましょう。
by nr-b12ja
| 2012-12-01 09:30